どんより系シンガーソングライターがラップをやってみた件

みなさんお元気ですか。

左目が絶賛不調中です、南場朝海です。

(何故だ?何故私の皮膚やら粘膜やらはこんなに弱いのか?)

 

えぇと今更ですが先月ライブやったことについて綴ろうと思う。

いや何日たってるんだよ、て感じではありますが、

近年の南場朝海において、ライブについて文章を書くこと自体が激レアであることをご理解ください。

 

久しぶりのライブで私はびっくりなことをやってしまった。

 

一週間前のリハで「次の新曲はラップをやりたい」と言ったところ、

ドラムの綱義氏も「ええやん!」とノッてくれた。

そしてライブ前日のリハで、

(ちなみに同じスタジオなのに2回目道に迷いました、都会はこわいわぁ)

「綱義さん!ラップ作りましたよ!

とふざけた自己紹介ラップを披露したところ、綱義氏から、

「南場ちゃん、明日これやった方がええんちゃう?

というまさかのお言葉が。

 

いやいやいや綱義さん、

私もっとじめっとしててどんよりしてて声張らない感じのミュージシャンですよ、

たしかにお笑いキャラかもしれないけど今回みたいなブッキングライブで、

洒落た代官山で、こんなふざけたラップなんて、

いやいやいやいやありえないですよ。

 

しかしライブ当日目覚めた朝海は思った。

「ラップやった方が面白いに決まってるじゃん、、うん、やろう

近年マシになったとは言え、ネタに走る癖はなかなか治らない。

 

さて、ひきこもりの田舎者が行ってきましたよ、オサレタウン代官山に。

まずね、電車で代官山駅を2回スルーするという事件に見舞われます。

(都会はこわいわぁ)

 

この日のライブはピアノ弾き語り系?(と一言でまとめるのは好まないけど)の女性アーティスト4組。

綺麗なお姉さんの中に紛れ込むちんちくりん南場朝海。

晴れ豆にはグランドピアノがあるというのに、

1人だけシンセ持ち込んでホラーな音色を弾く南場朝海。

正直に言おう、ラップやらなくても既に浮いている。

そこでさらにラップというとどめを刺しにいったことを、

私は、私だけは、褒めてあげたい。

 

で、ラップの陰に隠れつつも新曲を2曲やりました。

自分で言うなだけど、THE・南場朝海って感じの、

湿度高め浮遊系どんよりソングに仕上がりました。

 

2曲のうち1曲は、「Pluto」の続編のつもりです。

Pluto」というのは高校3年生の時に初めて作った曲で、

この曲がなければ音楽を続けていなかったかもしれない、という、

そこそこ思い出深い曲なのですが、

約10年たって今何を作りたいか、と冷静に考えた時に、

結局私は「Pluto」の時から何も変わっていない、ということに気づきました。

もちろん10年のうちにいろんなことがあって考え方が変わったりもしたんだけど、

最終的にまたここに戻ってきたことに、

「あぁ、、まだ私はここにいたのか」

っていう安堵と失望みたいなものを感じました。

続編を作ったことで、当時の私がどうか成仏してくれますように、

そしていつか今の私もなんらかのカタチで解放されますように。

なんのこっちゃ。

っていう曲でした、「あの時の」。

(ちなみに「Pluto」もライブで演奏しましたが歌詞が思いっきりトビました。

絶対成仏できないわ10年前の私)

 

1曲しか語らないともう1曲がかわいそうだから、、(平和主義)

「抱きしめあって」というタイトルは、

メロをドレミで歌ったのを日本語に当てはめるっていういつもの南場朝海スタイルです。

 

あーーー、長文書いたわー。

何はともあれ、ライブが無事に終わってよかったです。

みなさまお世話になりました。

 

2016/7/20代官山 晴れたら空に豆まいて

1.抱きしめあって

2.ペパーミント・スイミー

(RARENAI by MCあー)

3.さんどりよん

4.あの時の

5.Pluto

6.落ちていく日々

 

(ラップのタイトルは今決めたヨ!)